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フラットカード(梳綿機)

フラットカードは、綿紡績工程の中のカーディング工程を受け持つ機械です。カーディングとは、綿塊を細長い「しの状」の製品(スライバ)に加工することです。カーディング工程の後、錬条工程で多数のスライバを一本に引きそろえて引き伸ばす操作を繰り返して太さのむらを少なくし、同時に繊維を平行に引きそろえる操作を経て、精紡工程の最終製品である綿糸が出来上がります。

展示されているフラットカードは、世界一流の繊維機械メーカとして長い歴史をもっていたイギリス Platt Brothers 社が1923(大正12)年製造したもので、本学には1924(大正12年)に導入されました。Platt Brothers 社の綿精紡設備は10種類の機械で構成されており、同社がそれらを解説するために作成した大版の絵図面10枚、綿紡績設備の設置レイアウト図なども保存されています。

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