KDD 大手町中央局舎の標準時計 ー古賀逸策
国際電信電話株式会社(KDD)で、標準時計を設置するに際し、国産で世界に誇れるものとして、古賀逸策(1899年-1982年)研究室にて開発されたKQ6水晶時計を中心とする装置が採用されました。
KQ6は、古賀研究室で開発が進められていた水晶時計の最終形であり、この装置には、周波数温度特性の優れた水晶振動子300kHz R1(AT)板による発振信号を分周した50Hzの信号により動作する同期モーターが用いられ、亜細亜製作所の製作により、1955(昭和30)年12月に完成納入され