東工大で育った工芸・デザインの先導者達
概要
東京工業大学は、優れた陶芸家・工芸家も数多く輩出しています。本学は、日本にまだ工業が育っていなかった1881(明治14)年に、近代的な科学・技術を身につけ、西洋に劣らぬ優れた製品を創造できる技術者、それもリーダーとなる人を育て日本に工業を起こそうと建学されたためです。
建学当時問題となっていたのは、輸出製品の品質とデザインであり、例えば、陶器は焼成温度が低く、デザインは魅力に欠けていたのです。本学創設の強力な進言者であったドイツ人教師 Dr. ワグネルは、陶器玻璃工科