東工大にあったツェッペリン飛行船のギアボックス
解説
本減速機(ギヤボックス)は,第一次大戦の戦時賠償として1920年に日本に引き渡されたLZ75註)ツェッペリン(Zeppelin)飛行船のものではないかと言われています.本学精密工学研究所歯車工学部門に古くから置かれており,研究室のメンバーにはツェッペリンのプロペラ駆動用ギヤボックスと言い伝えられていました.
当該飛行船は1916年11月に初飛行後,偵察,爆撃などの作戦行動を行い,1917年12月に退役しました.終戦(1918年11月11日)後の1920年に戦時賠償と